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女性の健康学校〈ジョイ・ラボ〉【B-1】性差医療

講師:大須賀 穣(おおすが ゆたか)先生
・東京大学医学部附属病院 女性外科 科長
・公益社団法人日本産科婦人科学会
  「女性活躍のための健康推進委員会」委員長


◆5月10日(水)   18:30~20:30

◆場 所:対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座
        東京都中央区銀座 2-6-5 銀座トレシャスビル7階
◆参加費:一般の方:4,500円/ジョイ・ラボ会員:年間会費に含まれています

 産婦人科の魅力は、生物としての根源的な渇望である生殖に関わる多様な疾患を克服し、激動する現代に応じて生殖に関わる健康を促進することにあります。すなわち、産婦人科は多くの医学の領域の中で、創造の喜びに直結しているきわめて特徴的な診療科です。

 近年、体外受精の創始者がノーベル賞に輝いたことも産婦人科の扱う領域の貴重さを示しています。また、産婦人科は特殊性と同時に一般性も兼ね備えています。女性の体は一生を通してダイナミックに変化します。このため、常に女性の全身を診ることも産婦人科の特徴です。例えば、卵巣由来のホルモンは生殖器のみならず全身の多くの臓器の機能調節に関わります。(中略)

 どうして産婦人科はこのように広い領域を扱うのでしょうか。有性生殖により生物は多様性を確保し、胎生により生物はより安全に進化してきました。さらに、単一排卵、月経、血絨毛胎盤という霊長類特有の生殖形態を手に入れることによりヒトは高度な文明を築くことのできる生物としての進化が可能になったと考えられます。しかしながら、他の動物とは異なるヒト特有の生殖形態は同時に新たな問題を抱えることになりました。

 例えばヒトは高度な進化の代償のためか、一回の生殖行為あたりの妊娠効率はあまりよくない生物になっています。また、難産は二足歩行による骨盤の変化と大きな頭脳をもつ児を胎内で育てるための代償とも言われています。さらに、悠久の時を経た進化に対してわずか数十年間でおこった妊娠の高齢化と少子化は、そのひずみとして不妊症・子宮内膜症などのある意味での現代病で多くの女性を苦しめています。また、ヒトが特有の社会生活を営む限り常に生殖器への感染症の脅威にさらされ、不妊症、子宮頸がんなどの疾患に罹患する危険があります。

 結果として、産婦人科は人類の進化と現代の社会が女性のダイナミックに変化する身体にもたらしている多くのハードルを克服し未来を切り拓く使命を担っています。(東大病院産婦人科 研修医募集サイトより転載)

チラシはコチラ⇒大須賀先生ジョイラボチラシ.pdf

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